私はCG業界に入ってから今まで約13年間ずっと3ds Maxを使用していましたが、案件によってMayaを使用することがあり、日々勉強中です。
このブログは3ds Maxを中心に書いていますが、Mayaの機能など覚えたことも忘れないように記録していきます。
その際3ds Maxと操作を比較したりしますので、3ds MaxユーザーでこれからMayaを学ぶ方、又はその逆の方に読んでもらえるような記事になればと思います。
最初に設定したいところ
シーン制作時にフレームレートやスケール等の設定を間違えてしまうと後々大変な思いをしてしまうので先に確認します。
プロジェクトごとに指定があると思うのでそれに従い設定します。
単位とフレームレートの設定
“Windows>Setting/Preferences>Preferences”でセッティングウィンドウを開きます。
単位は左側”Categories”内の”Settings”を開き、”Linear”のドロップダウンから単位を選択します。
フレームレートはその下の”Working Units”領域の”Time”のドロップダウンから選択します。
3ds Maxの単位設定について
“Customize>Units Setup…”から単位設定を開きます。
単位設定のウィンドウの単位は表示用なので注意が必要です!
“System Unit Setup”ボタンを押してシステム単位設定を開きます。
こちらでシーンの単位を設定します。
3ds Maxのフレームレート設定について
ビューの右下にある時間設定のボタンを押します。
フレームレート領域の”NTSC””PAL””Film””Custom”から選びます。
カスタムにすると任意のフレームレートを打ち込むことが出来ます。
ビューの操作
3D空間で見たいところをすぐに見れるようにしないと、操作にとてもストレスを感じてしまうので機能より先にこのオペレーションを頭を使わずに出来るようになるのが先決です。
かく言う私も3ds Maxの操作が体に染みついているのでMayaでの操作に非常に手こずっています・・・。
ビューの分割
ビューを分割、又は一画面に切り替えるには
Spaceを押します。
細かい設定をする場合はビューのレイアウトのボタンを押すか、”Panels>Layouts”から好きなレイアウトを選びます。
3ds Maxのショートカットは”Alt+w”で分割と一画面を切り替えられます。
細かい設定は、ビューの左上の”+”を押して”Configure Viewoprts…”でビューポート設定を開き、”Layout”タブで好きなレイアウトを選択します。
カメラ操作
Alt+マウス左ボタン:回転
Alt+マウス中ボタン:移動
Alt+マウス右ボタン:ドリー(手前にスライドで寄り、奥にスライドで引く)
これを見ると分かる通り、Mayaはビューのカメラ操作はAlt押しっぱなしでマウスのボタン(右手)を使い分けます。
一方3ds Maxはマウスは中ボタン一つでキーボード(左手)を使い分けています。
さらにドリーはマウスのスライドが奥と手前で逆の動きをします。
どちらかに慣れているとココが混乱してしまう場所です。
2Dパンズーム
2Dパンズームはカメラの位置を動かさずにビューを2Dで寄ったり移動したり出来る機能です。
細かなめり込み等の確認にとても重宝します。
“\”(ひらがなの”ろ”)を押すと2Dパンズーム機能が有効になります。
“\”を押しながらマウス中ボタンで移動、右ボタンでズームします。
“\”を一回押すと2Dパンズーム機能を解除できます。
ビューの左上のアイコンをクリックしても切り替えられます。
最後に
今回3ds Maxと比べながらMayaで覚えたことを書きましたが、両ソフトとも一つの機能を呼び出す操作方法は一つではないのでもっと簡単な操作があるかもしれません。
その辺も触りながら探っていきたいと思います。
当たり前ですがツールが違うだけで簡単な作業でも思うように動かせなかったりボタンを探してしまったり、不便しか感じられません・・・。
ですが基本的にやることはほとんど変わらないので毎日触っていればオペレーションは身につくでしょう!たぶんw
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