水面の波を作成出来るMAX Plugin【Houdini Ocean】

Houdini Ocean




水面の波を表現できるフリープラグイン【Houdini Ocean】

水の表現はエフェクトの部類に入りますが、しぶきを上げないような穏やかな水面であればプラグイン【Houdini Ocean】で作ることができます。
Houdiniの機能の一部を切り取ったプラグインで、アニメーション付きの水面がパラメーターを調節するだけで作れてしまう優れものです。

Houdini Oceanの使い方

ハイメッシュの板ポリにHoudini Oceanモディファイアを追加します。
板の大きさによって結果が変わるので、出来るだけ完成のスケール感で作業するのが良いです。

Houdini Ocean

Houdini Oceanのパラメータ

パラメータはいくつかありますが、理屈を考えるよりいろいろいじってみて結果をイメージする形に近づけていくのが手っ取り早いです。
一応気にして設定する項目は

 resolution:解像度
 size:波のサイズ
 wave height:波の高さ
 wind direction:波のウェーブの方向
 damp reflect:波が流れていくか(1.0)、プールのように停滞するか(0.0)
 time:アニメーションさせる場合キーを打ってスピードを調節します。

その他は結果を見ながらいじる感じで大丈夫です。(エフェクターさんから見たら怒られるかもしれないくらい私は適当に設定してしまってます・・・。)

Houdini Ocean

Houdini Oceanを適用した板ポリ

設定を極端に上げすぎたりすると面がめり込んでしまいます。

Houdini Ocean

Houdini Oceanを極端な数値に設定するとめり込みが発生します。

いろいろ遊んでみる

レンダリングでコースティクスをONにするだけでいい感じになります。
レンダラーはV-Ray Nextを使用しています。
コースティクスを有効にするには、GIタブのCaustics領域のCausticsにチェックを入れます。

Houdini Ocean Caustics

コースティクスをONにしてレンダリングした例

質感をマットなオレンジにしたら砂漠っぽくなりました。

Houdini Ocean desert

砂漠っぽい

最後に

Houdini Oceanは穏やかな水面を簡単に作るにはかなりいいプラグインです。
船が波をかき分けるような複雑なエフェクトになると私はサッパリわかりませんが、ちょっとした水たまりであれば活躍します。
ただ広い面積をやろうとするとタイリングがバレてしまうこともあるので要注意です。

あと波は簡単に作れますがスケール感や重さなどを表現するには、ディティールだったりスピードだったりするので、シーンにあったイメージをしっかり持つことが一番重要です。

Houdini Ocean Toolkit for 3ds Max[Download]







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