ひまわりの種のような配列を作ってくれるスクリプト【phyllotaxis】
フィボナッチ数列に従いオブジェクトを配列するスクリプト【phyllotaxis】を紹介します。
フィボナッチ数列で有名なのは、ひまわりの種の配列です。
その他にもパイナップルの螺旋などもそうみたいで、自然界に数多く存在する数列です。
そんな配列をMAXで作ってくれるスクリプトがあります。
phyllotaxisの使い方
スクリプトを起動します。
仕組みはオブジェクトをパスの回転体に沿って配列させます。
まず、配列させたいオブジェクトを作り、『pick object』で選択します。
次に回転体となるスプラインを引き、『pick spline』で選択します。
スプラインの基点の位置とローカル座標に注意してください。
基点の位置が回転体の中心になります。
さらに回転の軸はY軸になるので、トップビューから作ると意図しない結果になります。
フロントビューでスプラインを作成するか、あとから座標を回転させてください。
次に『max. elements』に配列させるオブジェクトの数を入力します。
そして『create』を押すと配列が出来ます。
なぜかスケールがものすごく大きくなってしまいます。配列されたオブジェクトはすべてインスタンスなので元のオブジェクトサイズを小さくしてその後の調節を行います。
数は何回かトライ&エラーしていいところを探るといった作業になります。
パスにアニメーションを付けた状態で『animation』にチェックを入れて『create』を押すと
配列されたオブジェクトにアニメーションがついた状態で作成されます。
バグ?
かなり前からあるスクリプトなので、
MAXのバージョンによて起きるスケール問題なのかは未確認ですが、他にも
『constant size』にチェックを入れても入れなくても結果は変わらなかったです。
キャプション画像について
この記事のキャプション画像はパスを少し曲げて立体的に配列しています。
地面の砂利は過去に紹介したスクリプトRock Generatorを使用して、パーティクルで配置しました。
最後に
スプラインの軸の向きや、実行するとスケールが巨大な物になってしまうのがやや使いにくいですが、
自然物を作る際に使えそうなスクリプトです。
phyllotaxis[Download]
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